融資不可のときの反省点

融資の申し込みをしても融資が受けられなかった場合、その理由は何か、借り手の側にどのような問題点があったのかを正確に把握しておかなければ、それに対する有効な対策を講じることができません。公的機関である日本政策金融公庫の場合は、融資不可となった理由を一応明らかにしてくれます。その理由の多くは、保証人の適性、自己資金不足、申込み額が過大などのようです。銀行もある程度は教えてもらえますが、せいぜい「この格付けでは」、「保証付きでなければ」というだけで、それ以上のことは明らかにしてもらえないようです。どうすれば融資を受けられるか、何が問題点だったかを、冷静に考えてみましょう。

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融資をことわられた際の反省点としては、まず、融資の申し込み先が正しかったかを考えてみましょう。例えば、取引き実績のない銀行の場合、中小企業が無担保で融資を申し込んでも、いきなりプロパー融資を受けることは不可能です。しかし、健全な経営状態であれば、実績がなくてもビジネスローンなら可能性があります。また、銀行が駄目でも、信用金庫や信用組合であれば、無担保でも小口の短期資金を融資してくれる可能性があります。

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次の反省点としては、申込条件を満たしていたか再確認してみましょう。銀行のビジネスローンや信用保証協会の保証付き融資などは、申込条件が明確に定められていますから、その条件を満たしているかどうか、もう一度確かめてください。それでも納得がいかない場合は、例えば、次のような問題点があり得ますから、その点をチェックしてみましょう。

□融資対象の業種に含まれない
□資金使途が対象外
□企業規模が大き過ぎる
□営業年数が足りない、多過ぎる
□本社所在地での申込みが必要
□個人での業務実績が少ない(起業の場合)
□許認可が必要(許認可業種)

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