融資の書類 -その他
融資を申し込むときには、決算書(および試算表)、借入申込書、返済計画表(長期の場合)のほかにも、多数の書類が必要です。すべてを事前にきちんと準備しておきましょう。
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□借入残高表.........別の金融機関などから融資を受けている場合は、すべての融資の状況を一覧表にして提出します。これは、他の融資の返済と同時に今回の融資の返済が可能か、他の金融機関が借り手の業績悪化を察知して融資を引き上げていないかなど、金融機関側が不安な点を確認するためのものです。ただし、借入残高表を作成することは、借り手にとっても大きなメリットがあります。返済が進んで新たな融資の申し込みが可能な金融機関や、最近融資を受けたばかりで新たな融資が無理な金融機関などを、改めてつまびらかに見分けることができ、今後の資金調達計画に役立ちます。
借入残高表は長期と短期に分けて作成し、それぞれに次の項目を一覧表示します。
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《借入残高表の項目》
①金融機関 ②種類(証書、手形など) ③借入金額 ④現在残高
⑤借入日 ⑥期間 ⑦最終返済日 ⑧金利 ⑨返済方法
⑩毎月返済額 ⑪その他の条件(担保、保証協会、保証人など)
□資金繰り表.........短期融資の場合は、返済計画表ではなく資金繰り表を作成します。返済に使える現金を短期的に予測するものです。売掛金や約束手形については、実際に入金される月に記入しておきます。
□担保明細(不動産、有価証券など担保の詳細)
□不動産関係書類(謄本、公図、地積測量図、平面図、間取り図、現地案内図など)
□設備投資計画書(設備資金の場合: 投資効果の見積り)
□設備投資見積書(設備資金の場合)
□連帯保証人明細(保証人の略歴、保有資産など)
□商業登記簿謄本(新規取引の場合)
□許認可証・営業許可証(許認可事業の場合)
□納税証明書
□印鑑証明書(会社、代表者、連帯保証人)
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