不動産担保融資

融資の中でも比較的低金利で長期間の返済が認められる不動産担保融資は、不動産の価値を査定し、それに応じた金額が融資されます。

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不動産担保のことを一般に「抵当権」と呼び、「普通抵当権」と「根抵当権」の2種類があります。普通抵当権は、融資額が確定している場合に設定するもので、返済が済めば消滅します。ただし、その場合、謄本上の抵当権の記載を抹消する手続きをとらなければなりません。根抵当権は、融資額が確定していない継続的な融資の場合に設定するもので、融資を受けることのできる限度額(極度額)を設定します。金融機関との取引きが継続する間、極度額の範囲内で何度でも担保として利用し、融資を申し込むことができます。ただし、根抵当権の極度額分の融資を、金融機関が必ずしも認めるとは限りません。

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また、金融機関によっては、抵当物件の価値を不動産価格で評価せず、その物件が生み出す収益によって評価する場合があります。この場合は、賃料収入が主な評価基準となり、不動産価格によって評価する場合よりも高額な融資を引き出せる可能性があります。

なお、金融機関は、一般に、抵当物件の価値を時価の6割から8割程度までにしか評価しません。また、不動産価格が下落して抵当権の設定額を下回る「抵当割れ」が起きていないか、定期的に不動産価格をチェックする必要があります。契約によっては、不動産担保を追加しなければなりません。しかし、不動産担保融資は、高額の融資が可能であり、金利が比較的に低く、返済期間も長期に設定できます。また、融資の使用目的が幅広く、融資を受けやすいという点も大きな魅力です。ただし、万一返済が滞った場合は、抵当物件が競売にかけられ失ってしまうことも忘れてはなりません。

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